『米津玄師の世界』


世界中の様々な音楽をご紹介する番組 “ミュージック815”
『米津玄師の世界』 と題しまして、米津玄師さんを特集してお届け致します。
えっ、何で、『俺の』が付かないのよ???
付けた瞬間、その瞬間にだよ、
『犯罪係数オーバー963、執行対象です。
セーフティを解除しました。
対象を速やかに排除して下さい。排除して下さい。排除して下さい。』

音楽ファンって、難しいよな〜。

気を取り直して、いつもの様に 音楽 スタート

01.「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」LIVE Teaser から
Flamingo LOSER Lemon ※ティザー映像から抜粋
02.笛吹けども踊らず
シングル サンタマリア から
03.ポッピンアパシー
シングル MAD HEAD LOVE/ポッピンアパシー から
04.鳥にでもなりたい
シングル MAD HEAD LOVE/ポッピンアパシー から
05.懺悔の街
シングル Flowerwall から
06.ペトリコール
シングル Flowerwall から
07.旅人電燈
シングル アンビリーバーズ から
08.こころにくだもの
シングル アンビリーバーズ から
09.amen
シングル LOSER/ナンバーナイン から
10.ララバイさよなら
シングル orion から
11.翡翠の狼
シングル orion から
12.ゆめくいしょうじょ
シングル ピースサイン から
13.Flamingo
シングル Flamingo から
14.LOSER
シングル LOSER から
15.Lemon
シングル Lemon から

あなたがもし僕と同じ苦しみを抱えているなら、
僕の事はどうか忘れて下さい、でも僕はあなたの事を今でも忘れられません。
ずっと、あなたといたかった、まー米津さん流の究極のラブソングになる訳ですが、
ちょっと分析してみましょう。
以前、中島みゆきさんのある曲を起承転結と申しましたが、
この曲も起承転結で作られています。

『夢ならば〜埃を払う』 起
『戻らない〜昏いまま』 承
『きっともう〜わかっている』 転
『あの日の〜わたしの光』 結
音楽的に2番の歌詞に相当する部分、
『暗闇で〜涙だけ』 起
『何を〜横顔で』 転
『どこかで〜わたしの光』 結

となれば、『自分が〜それだけが確か』の部分って何?となりますが、実は、

『夢ならば〜(あの日の)わたしの光』起
『暗闇で〜(どこかで)わたしの光』 承
『自分が〜それだけが確か』 転
『あの日の〜わたしの光』 結

という風に楽曲は、二重に起承転結で構成されています。
さて楽曲分析は、これくらいにして、PVと歌詞を紐解いてみたいと思います。

PVにも歌詞にも謎が施されていますが、一番象徴的なのは、
PVの中で、歌詞のわたしを演じている米津さんが履いているハイヒールだと思います。

以降は歌詞を手掛かりに想像するしかないのですが
端的に申し上げれば、亡くなられたあなたの遺品だと思います。
そういう風に邪推すれば、歌詞に情景が浮かび上がります。

(歌詞の)あなたは、(病気や事故以外で)突然わたしの前からいなくなった(亡くなった)。
亡くなられる前までは生きていた訳で、亡くなる瞬間の前まで、
あなたは何に悩み、何を思い、何を見ていたのでしょうか?
わたしはそれに少しでも近づきたくて、理解したくて、映像の中のわたしは履いてみた。
(取り残された)わたしの苦しみは、歌詞の中に描かれています。

100人に100人の解答があるとするなら、番組で申し上げる見解よりも、
100人の解答を米津さんは支持される方だと思います。
ただもし、これを読んでおられるあなたが、何かに思い当る事があるのなら、
米津さんが楽曲を通じて伝えようとした事、伝えたかった事、
それをあなた自身で紐解かれます事を、切実に望みます。

【放送日時】
毎月第2、第4金曜日 夜19時〜
FM81.5MHz ラジオスイートより ON AIR !

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